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Web化できない究極のカタログ 「サンプル帳」その1

 

唐突ですが、「サンプル帳」って、見たことありますか?

家を建てたり、リフォームされた経験のある方は、フロアやカーペット、壁紙や建具などサンプル帳から色柄を選んだ経験があるかと思います。こんな時に役に立つのが、化粧板などの実物チップが貼り付けてある「サンプル帳」です。

素材の色だけでなく、手触り、光沢なども確認できるので何より安心です。

実際、印刷物ではどうしても表現できない微妙な色や質感・・ってのはどうしてもあるので、

誤差なく色や質感の確認ができる「サンプル帳」は 今なお重要です。

 

ちなみにこちらの画像のサンプルは全て表面の模様・素材感が違うのですが、わかります??

そんなサンプル帳を一番必要としているのは、建物の設計・デザインに携わるプロの建築士の方々です。

例えば外壁の色を印刷カタログやWebサイトの色だけを見て決定し、仕上がりが当初のイメージと全く違うものになってしまったら?

最悪の場合「施工のやり直し」を要するため大損害になります。

設計者にとっては、建築デザインを生かすも殺すもサンプル帳次第なのです(たぶん大げさでなく)。

BtoBの世界で、現物サンプルでの確認プロセスが完全に無くなることは今後も無いでしょう。

サンプル帳は元の商品のサイズが大きい場合とか、種類が多い場合には持ち運びが不便なため、

小さく切ったサンプルチップを台紙に貼ってコンパクトに製本したものが主流です。

コンパクトと言っても、重量はかなりのものですが・・・・

 

また、紙だけの印刷物と比較すると加工の工程が多いため、相応に多くのコストが掛かります。

しかし、サンプル帳が無かったら?素材の実物の大きなサンプルを保管し、使う度に持ち運ぶ運送コストが必要です。

また、説明のためだけの社員も必要になります。

その投資の合計額は、サンプル帳制作よりはるかに高いコストになる可能性が高いです。

費用対効果が高いからこそ、素材メーカーはサンプル帳を毎年発刊し続けているのです。だから、

「サンプル帳」はWEB化できない究極のカタログ

・・・と言えると思います。周知のとおり、ここ数年「紙の印刷物」から「WEB」への情報移管は急速に進んでおり、

紙のカタログは少なくなりつつあります。

こうした時代の流れの中で、

特殊性が強い「サンプル帳」は、今なおWEB化できない究極のカタログなんです。

 

カタログパートナーズでは無料お見積もり・ご相談も賜っております。お気軽にご連絡ください。

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